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季節の変り目にメンテナンス☆「オーバーホールのおはなし」~ハコイワ編~

2019.09.26

スリーク新潟

【スリーク ウオッチ フェス】

9月6日(金)~9月30日(月)

スリーク新潟、スリークBP、両店にて9月30日まで全時計ブランドを対象としたフェアを開催いたします。

詳しくはコチラ⇒ http://www.threec.jp/watch-fes2019/

 

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まもなく10月ですね。。。。

 

朝晩涼しい日も増えてまいりました。

 

今週はそんな季節の変り目ということでスリーク新潟スタッフが

 

「時計のメンテナンス」と称しお勧めのメンテナンス、

 

それに関連したアイテムをご紹介いたします。

 

 

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みなさん、

こんにちわ。

 

スリーク新潟のハコイワです。

 

今週はメンテナンス・トークという事で、

ブログ担当はオーバーホール!!

 

時計のメンテナンスの前に自分のメンテナンスを・・・

という耳が痛いことはさておき、

時計のオーバーホール、

ちゃんとしてますか??

 

 

 

今日はオーバーホールについてご紹介。

こんなことするんだなーって分かっていただけたら、

きっと料金(三針なら4~6万円、クロノグラフなら6~8万円)納期(4~6週間)にも納得して頂けるはず!!

 

 

 

工程1

まずは受付。

1本1本、

1客1客にカルテを作成します。

これをすることで何回目の修理だとか、

前回は何が悪くて何を実施したかとかも分かるわけです。

 

 

 

工程2

では早速分解!ではないんです。

まずは現在の状態をチェックします。

内外装はもちろん精度も含めたの時計全般をチェックし、

この時計がどういう状態なのかを確認していきます。

 

 

 

工程3

もちろん時計を分解しないと不具合箇所が特定できないので、

ムーブメントをケースから取り出し分解作業もしていきます。

なので、

不具合発生時にお預かりしてお見積段階でもキャンセル料が発生するのは、

作業的にはここまでしちゃってるからなんですね。

 

 

 

工程4-1

お見積もりのご了承を頂いたら、

ここからようやく作業スタートです!

まずは劣化した油など汚れを落としていきます。

 

 

 

工程4-2

さらに超音波洗浄で微細な汚れも落としていきます。

パーツ毎に専用の洗浄液があったり、

洗浄にも錆び落しとか油汚れ落しとか色々作業があります。

 

 

 

工程4-3

もちろんその後は乾燥です。

 

 

 

工程5-1

さぁ組み立てです!の前に、

油を差します。

機械式時計は歯車の歯に油が塗っているわけではなく、

この赤いルビーのところに油が差してあります。

そのルビーが歯車を支えているんです。

よく時計のムーブメントのスペックに【●石】とか石の数を示す表記がありますが、

これはこのルビーの数を示していて、

その石に油を差していきます。

 

 

 

工程5-2

そして組み付ける前にテンプとヒゲゼンマイの状態をチェックし、

安定した精度が出るよう調整します。

クロノメーターやGS規格など、

オーバーホール後のある程度使用されている部品で新品と同程度の精度を出すのは非常に難しいのですが、

それに出来るだけ近付ける努力を日々していただいています。

 

 

 

工程5-3

このテンプの取り付け、

難しいんですが、

はまった瞬間が快感です・・・。

 

 

 

工程5-4

組み付けた後にも調整。

組んで調整、組んで調整の繰り返し。

 

 

 

工程5-5

ムーブメントが組み上がったら現状の精度を見ます。

もちろん一発で精度が出るわけではないので、

何度も何度も繰り返し繰り返し調整を施します。

 

 

 

工程5-6

精度が出たムーブメントには文字盤や針、カレンダーディスクなどを取り付け、

内装部分の大まかな修理は完了します。

 

 

 

工程6-1

ここからも職人技。

ケースの表面処理をしていきます。

磨き上げのポリッシュと、

つや消しのサテンを磨き分け、

本来の輝きに近づけていきます。

 

 

 

工程6-2

個人的に好きな職人技。

一つ一つやすりで筋目を付けていきます。

これが手作業だということを始めて知ったとき、

本当に驚愕でした・・・。

だって、

販売されている時計全てに手作業で筋目を付けているわけですよ?

しかも見た目がどれも同じように。

凄すぎます・・・。

 

 

 

工程6-3

広い面積部分にポリッシュを加えてケースの出来上がりです。

これもただ単一に磨くのではなく、

手の感覚と熟練技で磨く場所と仕上げ方を区別していきます。

 

 

 

工程6-4

もちろんブレスレットやバックルにも同様の仕上げ直しが施されます。

個人的には、

ポリッシュよりもサテンの方が職人技を感じてなりません。

 

 

 

工程7-1

ようやくケーシング。

仕上がる直前、

緊張の一瞬です。

 

 

 

工程7-2

防水の要、

パッキンを交換してムーブメントを密封します。

定期的にオーバーホールをしていないと、

機械はもちろんの事、

こういう消耗品の劣化も防げませんので、

日々使う時計こそ定期的に出して頂きたい。

 

 

 

工程7-3

ここまで来ればもう終わりって感じですね。

 

 

 

工程7-4

いいえ、

そんなことはありません。

ケーシング後にも精度チェックします!

どこまでも精度を追求する精度の鬼って感じですね・・・。

 

 

 

工程7-5

これで出来上がり。

 

 

 

工程8-1

お次は防水検査。交換したパッキンが正常に稼動するかの確認です。

一発目はエアーで検査。

 

 

 

工程8-2

二発目は本当に水に沈めて検査・・・。

水が入ったら大惨事。

 

 

 

工程8-3

時計を温かい板の上に乗せ、

ガラスに水を落として温度差で結露が出たら防水失敗!

防水検査だけでもここまでしています。

 

 

 

工程8-4

乾かしたら今度こそ完了!!

 

これだけやってたらそりゃひと月半も時間がかかるってもんです。

もっと早くならないの?というご要望、

いつも身に着けている時計が無いと寂しいという皆様の想いも重々承知しておりますが、

全てはお預かりしている皆さんの時計の為、

少しだけ辛抱してください。

 

 

 

工程9

最終的な検査をして皆様のお手元へ。

 

 

 

工程10

届いたら離れていた時間の分だけ愛でてください。

 

 

 

工程11

メーカーでは出荷したと同時にデータベースに登録。

メーカーにもよりますが1~2年間の保証期間が設けられますので、

修理完了後に???という事があればお気軽にご相談ください。

 

 

 

長々お付き合い有難う御座いました。

 

オーバーホールの推奨は一般的なもので3年から5年、

自社キャリバーの一部では8年から10年のものまで多種多様ですが、

オーバーホールは時計の寿命を出来るだけ長く保つためには欠かせません。

機械式時計は一生ものですが、

一生ものにできるかは使い方次第です!!

一生使い倒したい方こそメンテナンスを忘れずに。

 

 

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